モンテーヌ サカエチカ

Contact Us in English

OMEGA 30mmキャリバー

時計の美しさは外観のデザインもさることながら、知れば知るほど面白い「中身」にあります。
ブランドや外観のデザインだけではなく内部に目を向けてみると、時計によって様々なバリエーションがあり、特に機械式時計のムーブメント(内部機構)は、卓越した職人技と費やした時間の結晶。
精密に組み合わされた歯車の動きが時を刻み続ける力となります。

例えば、ある特定のムーブメントが持つ特有の動きや音に魅力を感じ、高級時計の多くはその機械自体がアートのように美しいため、見るだけで心が躍ります。
普段は見る事ができないからこそ、どのようなムーブメントなのかを知ることによって、いつもとは違った楽しみ方・時計選びができるのではないでしょうか。
新たな時計の選び方ムーブメントにこだわった時計選びは、まさに「時計を知る楽しさ」そのもの。
同じ形に見えてもムーブメントそれぞれの部品の美しさ・現代において省略されてしまった部分等、ヴィンテージウォッチならではの魅力がたっぷりとあります。
普段とはまた違った視点から時計を選んでみるのも面白いのでは無いでしょうか。

今回はオメガが誇る名品キャリバーの一つである「30mmキャリバー」をご紹介いたします。

OMEGA 30mmキャリバーとは


オメガ30mmキャリバー1
オメガ30mmキャリバー2
オメガの30mmキャリバーは、1930年代から1960年代にかけて製造され、精度を追求したムーブメントはオメガの精密な時計作りを支えた重要なムーブメントたちです。
特に、美しい銅メッキやそのシンプルな構造と高い信頼性から、現代においても多くのファンを魅了し続けています。
キャリバー 石数 カレンダー 特徴
Cal.30 15石 最初の30mmキャリバー、部品を大型化することで高精度を追究
Cal.30T1 15石 or 17石 歯車を保持する受けが厚くなり、ムーブメントの外周の角を落とすことにより時計の厚みを薄くした
Cal.30T2 15石 or 17石 2番車周りの素材が変更され摩耗しにくくなる
Cal.260 15石 耐磁・耐衝撃性を高めたモデル
Cal.261 17石 2番車の穴石をルビーに変更
Cal.262 16石 or 17石 部品精度を向上させクロノメーター仕様に
Cal.265 15石 Cal.260を改修し耐衝撃性をより強固に
(耐震装着をインカブロックへ変更)
Cal.266 17石 Cal.261を改修し耐衝撃性をより強固に
(耐震装置をインカブロックへ変更)
Cal.268 17石 テンプ部分を簡略化(チラネジ無し)
Cal.269 17石 30mmキャリバーの最終型
量産するために部品を簡略化(テンプの中心形状を改善)

scroll >>

オメガの30mmキャリバーシリーズは、当時精度コンクールの規定の最大サイズで作られており、天文台コンクールにて素晴らしい実績を上げました。
これらのムーブメントは、オメガの時計製造における基盤となり、現在のオメガにもその技術が受け継がれています。
また、半世紀以上経過した今でも現行品に劣らない精度を維持し続けており、シンプルな構造でありながら大きい部品は無骨さがあり、時計好きにはたまらないおすすめの機械です。

30mmキャリバー搭載の
ヴィンテージウォッチのご紹介

  • 1
  • 1